言葉・もて・遊ぶ blog

言葉は奔放・・・うまく遊べているかしら (旧:Kororonの徒然日記)

”ハンカチーフ“ 一枚の、イギリス気分

お題「#買って良かった2020

 

 

 

不思議の国のアリス (角川文庫)

 

不思議の国のアリス」といって、すぐに思い出されるのは、金色の髪をして、髪にリボンをつけて、ブルーのドレスに白いエプロンをしているアリス、デズニーアニメで有名な ”アリス“ の姿ではなかろうか、町でちょっとお店に立ち寄れば、すぐに目に入るお馴染みのアリスである。が、ここではデズニーのアリスではなく、オリジナルのアリス、ルイス・キャロルの著書、「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の中で活躍して、テニエルの原画でおなじみのアリスである。

 

テニエルの原画のアリスとデズニーのアリスはちょっと異なる、デズニーのアリスはアニメ調で、動きも活発、表情も豊か、キュート、という言葉がぴったりくる、一方、テニエルが描くアリスは、もっと劇画調で、その表情は時に怒っているような、しかめ面しているような表情をよくする、デズニーのアリスのように、いつも爽やかに笑顔でいるわけではない、が、筆者はこの、よくしかめ面するような、テニエルの描く劇画調のアリスのファンである、そして、この劇画調のアリスがプリントされているハンカチを買った。

 

図柄は、これもおなじみの “三月うさぎのお茶会 (Mad Tea Party)” のシーンだ、大きく長方形のテーブルのひと隅に、ソファに座っているアリス、すぐ隣には三月うさぎとマッド・ハッター、この二人に挟まれ、眠たそうな山鼠が座っていている図、落ち着いた色調のカラーで、いかにも森の中にいる、という感じで気に入っている、テーブルにはお茶しかないのに、ワインを勧められて、アリスが怒っているところか。

 

この有名なシーンは、ハンカチのプリントのみならず、カップに、コースターに、絵葉書に…と、様々なグッズに使用されていて、筆者は、少なからず収集したりしている。何年か前にこの「不思議の国のアリス」が実写化され、映画「アリス・イン・ワンダーランド」の中で、ジョニー・ディップがマッド・ハッタ―を演じている、赤の女王にヘレナ・ボナム=カーター、白の女王にアン・ハサウェイ、と豪華な顔ぶれである、小説の中のマッド・ハッタ―やトランプやチェスの女王たちは、実写になると、かなりデフォルメされていて、スクリーン上の色彩も、かなり、けばけばしく、ヴィヴィッドであった、監督がデズニーの子象の物語「ダンボ」も実写化した、ティム・バートン監督である、といったら、多少なりともイメージできないだろうか。

 

アリス・イン・ワンダーランド [Blu-ray]

 

不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロルはイギリス、オックスフォード大学のクライスト・チャーチ校で学び、かつ、教鞭をとっていたので、オックスフォード大学クライスト・チャーチ校にはこの「不思議の国のアリス」にゆかりのあるスポットがいくつかある、もっとも、現在では、ハリー・ポッターの映画ゆかりの地、としてのほうが知名度は高い、と感じられるが。

 

とにかくも、「不思議の国のアリス」で印象に残っているのは、食堂の暖炉の脇にあった彫像、アリスの首が伸びるシーンのアイデアになったといわれている、また、小さな庭の刈込に作られていた、背をかがまないと通れないほどの小さな入り口で、アリスのウサギが通った入り口、と、当時は説明があったと記憶する、現在でもこの小さい入口があるかどうかは不明だ。そして、Alice’s Shop、様々な “アリスグッズ” が手に入る。

 

今回手に入れた、“三月うさぎのお茶会 (Mad Tea Party)” のハンカチは、筆者にとってはコレクションの一つと考えているので、使うことはできない、せっかく買ったのに使わないんだ、と思われるかもしれないが、使いません、というか、使えないっていうのがコレクターの心境(?)かしら。このハンカチでこの記事を書くのに、古いアルバムを引っ張り出してきて、部屋の中はアルバムやら何やらが散乱していて、片付けるのが大変。が、おかげで、久しぶりに「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の世界にどっぷり浸った時を過ごせた、という次第。

 

案外、深い “アリスの世界” に一度ひたってみるのも悪くない、とおススメします。

 

 

 

鏡の国のアリス (挿絵=テニエル)

 

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