詩 ポエム ナンセンスお茶会
テーブルにスコーン
ティーポットに
華やかなカップ
ダークブラウンのお茶が注がれ
ミルクは先だったかしら?
それとも、後に?
お茶がいつまでもホットなように
ポットを包みましょう
優しく でも、しっかりと
お客様が見えたようです
お客様は4人
3人はおしゃべりに夢中
仕方なく スコーンをほおばる少女
ハリネズミの頭はポットの中に
なんの話をしているのかしら?
ピーターという名のいたずらっ子
先日お茶会をひっかきまわして
帽子の男を怒らせた Mad Hatter
ポッターおばさんに
きつく叱ってもらったのよ
まだいたずらなら
うちのご主人様に任せなさい
驚く少女
ポット夫人はさらに続ける
どうぞお城にいらっしゃい
素敵なお茶を御馳走しますよ
城主はこわもてBeast だけれど
人に会わなきゃいけないの
もう行かないと遅れてしまう
女王様は怒りっぽいのよ
真っ赤なハートを持っているのに
少女は席を立ち
白うさぎの後を追う
お茶会はつづく 果てることなく
少女を見送るポット夫人
無事におうちに帰りなさいよ