言葉・もて・遊ぶ blog

言葉は奔放・・・うまく遊べているかしら (旧:Kororonの徒然日記)

詩 ポエム    ワルシャワの街で

 

 

どこからか聞こえてくる

優しいピアノの音

窓から差し込む日差しに

もう朝ですよ、と

朝食の用意も整って

 

ひかれるコーヒーの豆

香りも高く

サイフォンは熱く

コーヒーのしずくがドリップする

 

微笑みかける花に挨拶

庭の手入れをしましょうか

大きな窓を思い切り開けて

部屋を日差しで満たしましょうか

じゃれつく子犬の後を追いかけて

一緒にダンスを踊りましょうか

 

クルクル回って ワルツを踊って

太陽に褒められて 汗がびっしょり

額からは 大粒の汗がしたたり落ちる

思い切り はしゃいで 頑張って

 

はしゃぎすぎの太陽も疲れた様子

いつの間にか雨雲が取って代わる

太陽が寝ている間 面倒見ようか

ぽつぽつ雨が降り出した

 

面倒見すぎの雨雲で

雨足次第に強くなる

今度は喜ぶ雨だれが

弾むリズムはピアノのメロディ

再び聞こえるピアノの音

雨と一緒にいつまでも

 

 

 

 

子犬の本―――見ているだけで癒される。

 

 

 

  • ショパン 子犬のワルツ  雨だれ/ ドリップ ドロップ