詩 ポエム ローマの二人
小高いローマの丘の上
眼光鋭い武将二人
見渡す限りのローマの町
この広大なローマの町が
我々の物になるのだぞ
兄貴分が相棒に語る
ふと目を転じれば
長蛇の行列
おや、あの行列は何だろう
違う、違う、私が前よ
お前は俺の後ろだろう
順番を間違えるんじゃないよ
しっかりしておくれ
ワイワイガヤガヤ
皆さん、何をしておいでです
大事な順番決めているのよ
後々までもわが名を残す
ことによったら永遠に
さあ、静まりなさい、と神の声
順番ならば
やはり神が最初にこよう
まずは神々、きちんと整列
次は僕だ、と、オクトが名乗る
オクトの次は、もちろん私
僕が最後か、しかたがないな
おい 相棒
後々までも残るなら
我らも参加しようじゃないか
神々の前など恐れ多い
なので、オクト君
悪いが、君らの前にするよ
ひどいじゃないか
途中から
割り込むなんて 強引に
私が私じゃなくなるわ!
僕も僕じゃなくなるよ!
オクトもオクトじゃなくなった!!!
※英語、月の名前の順番 シーザーとアウグストゥス