詩 ポエム 星の夜空で
星の川を挟んで
少年と少女がたたずむ
やっと会えたね
お久しぶり
織姫と彦星は手に手を取って走っていく
星をけちらして
星しぶきをあげて
ちょっとね、疲れた
じゃあ、休もうか、ここらへんで
なんかね、のどが渇いた
じゃあ、お水を飲もうか、この大きな光る柄杓で
星の柄杓で
あれ？ 誰かの声が聞こえる
そんなに火だるまにならなくてもいいのに
これが僕のスタイルだ
やりすぎなのよ、お兄さん
日照り続きでみんな困っているわ
うるさいな 僕の勝手だ やめるつもりはない
お前こそ、裸を見られたからって、ずいぶん残酷なことをするじゃないか
お互い様ね
僕はもう行かないと
アルテミス そろそろお前が仕事する番だ
夜の帳をおろしておくれ
炎の馬にまたがり 去っていくアポロン
いつまでお餅をつかなくちゃいけないのか
さすがに疲れたよ お餅つき
もう十分、お餅を配ったかな
どの星にもね
みてごらん 天の川だ
あの少年と少女は会えたのかな
今頃二人で大はしゃぎさ
あたり一面星だらけだ
僕たちも 星に埋もれて寝ようじゃないか
それでは、皆さん、
おやすみなさい
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