言葉・もて・遊ぶ blog

言葉は奔放・・・うまく遊べているかしら (旧:Kororonの徒然日記)

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

詩 ポエム  太陽の憂鬱

元気のない太陽 心配する友が言う どうしたの? 僕は北風君に勝った あの男の人のコートを脱がしたろう 冬の奴にも負けなかった 僕が顔を出したら春のお嬢さんたちは喜んでいたさ その通りだ 君は百人力だ かなう奴はいないよ でも、ダメなんだ 何がダメなん…

詩 ポエム  夜のマント

しんと静まり返った穴倉の中 どんぐりに囲まれて ねがえりをうつ小熊 シャケをくわえて跳ねまわろう 雪が溶けて 春が来たなら 一本足で グラグラしないの バランス感覚最高 そんなに鮮やかにピンクの羽で着飾って フラミンゴは美しく眠る じっと動かず目も閉…

詩 Poem     赤い実のゆくえ

赤い実がなり 冬の庭を飾る 花が眠る冬の庭で 寒さに耐えながら 明るく彩を添える 雨が雪にに変わる頃 凛と輝く 赤い実 そばに寄り添う梅の木 梅の木の枝にムクドリが休む 狙われた赤い実 一陣の風が吹き 風に揺れる梅のこずえ ムクドリは飛び立った 消えて…

詩  ポエム         レースの後には

一番は梅だった 速いなあと称賛の雨あられ 立春が過ぎたからね スタートの合図はしっかり聞いたよ 二番手は椿 淡いピンクのドレス 裾を軽やかに膨らませ 優雅にゴール お姫様なのに 勝負強いというかしら 三番手はモクレンか 三番手はジンチョウゲか モクレ…

詩 Poem    イルカの冒険

風に揺れる風鈴 糸が切れる 子供イルカは落ちる 海の中へ 初めての海 塩水が目に染みる 青に黄色に赤に お魚さん、初めまして 深く 深く イルカは潜る 僕と遊んでくれない 友達がいないんだ 初めての場所で たわむれながら トリトンとイルカは親友になる ク…

詩 Poem   空のキャンパス

カラフルな色鉛筆 色鉛筆を使って 青い空に虹を描いてみた 虹の橋 青い空は大きすぎて 虹の橋 一つだけでは とても とても 間に合わない 色鉛筆を握って 青い空に虹を描いてみた きれいな色した滑り台 滑り終わると 誰もかれも虹まみれ 色鉛筆を滑らせて 青…

詩 Poem    ロシアの娘さん

大きな姉さん エプロン広げ歌を歌って準備を始めた 二番目に大きな姉さん ダンスをしながら卵を割る 三番目の姉さん かまどを熱く 熱さにたまりかねてタップ踏む 四番目の姉さん かまどに置いたフライパン たたいて、たたいてリズム取り 五番目の姉さん バタ…

詩 Poem   スリランカからの訪問者

海の向こうから 日本に連れてきた 香り豊かな 異国の茶 アツアツのお湯が大好きで 数分もお湯につかっていると 美しいダークブラウンにゆであがる 長湯しすぎ? 少し湯ざまししましょう、と 真っ白な こちらも香り豊かな ミルク風呂につかってみる 冷たいミ…

チョコレートが甘くない!

今週のお題「チョコレート」 ”良薬は口に苦し“ という言葉がある、文字通りの意味もあるし、含蓄のある意味もある、チョコレートの話のはずなのに、”苦い“ とはどういうことだ、と思われるかもしないが、その昔、今でいうチョコレートの祖先というものは、実…

詩 Poem     風に舞うイルカ

夏の風が吹く イルカが跳ねる リン リン チリリン 大きな親イルカが跳ねる 小さな子供イルカも跳ねる エーゲ海の青い波を追って 波の合間に見え隠れ 夏の風が吹き イルカは戯れる チリリン チリリン チリリン と 突風が吹く イルカは激しく風に舞い 大波に体…

詩 Poem     純白の子供たち

純白に丸々として アコヤガイの窓の隙間から 海の中をのぞく 何が見えるのかしら あちらの貝の窓からも こちらをのぞいている 同じように 純白で丸々した君 窓を大きく開けて そろそろと 外の世界へ飛び出そうか みんな準備はできでるかしら みんなどこへ行…

2つのお気に入り、残念

お題「#この1年の変化 」 手打ちのそばでこしがあり、味のとてもいい蕎麦屋があり、お店の雰囲気も悪くない、そば以外に、フグ料理も食べることができた、地元の牛を使ったステーキも自慢であった、小高い丘の上にあり、あたりに住宅は少ない、大手会社の研…

詩 Poem    桃の宴

ぼんぼりに明かりが灯る 桃の花を暗闇に照らす 五人囃子が音を奏で始め 照らされた桃の花がステップを刻む 酒杯がまわされ 宴はたけなわ 菱餅のだんだんが 赤、白、緑に輝く 赤い絨毯の壇上で お内裏様とお雛様 手に手を取ってワルツを舞う 最近覚えたウィン…

詩 Poem    バッカスの密かな楽しみ

空を見上げると 緑色した手まりが たわわに実る 沢山あるね そろそろいいかな 梯子をもって 青い実を摘んで 籠いっぱいの梅の実 静かに時がたつのを待つ 静かに 時が流れる ひそやかに熟成する 琥珀色した 美酒 気長に待って 幸せに酔いしれたいのなら バッ…

詩 ポエム  魔法の絨毯につれられて

冒険につかれたアラジンが 空飛ぶ絨毯に寝転んで 太陽の光を浴びる サン サン サン こうしてぼんやりしているのも悪くない 下のほうに見える海はきれいだ 青い波がうねっている ドブン ドブン ドブン ランプの魔王も疲れたろう 今はいびきをかいて 一休み 小…

詩 ポエム  赤の願い

お彼岸が近づくと 顔をのぞかせる 真っ赤に燃える 天上の花 曼殊沙華さん 曼殊沙華さん おばあさんに合わせて下さい 去年の夏に天国へ召された 七子ちゃん、元気そう おばあさん、会いたかったの おばあさんも 会いたかった 渡したいものがあったの 七子の作…

緑のボディガード

”頼りになる香り” どんな香? 香りで敵を撃退 誰も寄せ付けず 守ってくれる 安心して バラのつぼみは膨らみ 一枚 また一枚 黄金色のドレスが花開く 朝露の 輝くネックレス キラキラ イヤリング 虹色の指輪も忘れずに 安心のバラ 大きく 華麗に 微笑んで 黄金…

空とおしゃべり

まっすぐにつま先立ち 大きく背伸びをして 青空と談笑している モクレンの木 長い枝が右左に揺れる 大きな手ぶり身振りを交えて 真っ白な花が青空にはえる さざめき、ゆれて、笑みがこぼれる 笑い声が風に乗って 遠くへ 遠くへ 運ばれていく 雲が近づいてき…

甘い香りのダンディ

チョコレートの甘い香り ハチミツの甘い香り チョコレート色して 太陽に微笑む ミツバチもカカオが好き ハチミツもカカオ色 華やかな仲間たちの中で 一人、大人の雰囲気 ダンディなチョコレート色のスーツ 帽子をまぶかにかぶり まぶしい日差しに目を細める …

火星シリーズ / (第一巻  火星のプリンセス )    エドガー・ライス・バローズ 著

最近のSF小説は、とんと読んでいないので、語りたいSF小説というと、実に古く、古く、厚くかぶっている埃を、パタパタと振り払って、それでは語ってみようか、という具合、昔々のSFっていう感じ‥‥ 昔、昔、「ターザン」という、”密林の王者“ といって、人間…

立春が来て思う

今週のお題「鬼」 ”鬼“ と聞いてすぐに思い出すのは、やはり、昔ながらの日本のおとぎ話、桃太郎の鬼退治の話だ、桃から生まれて、鬼退治に行く、腰につけたきび団子で、犬、サル、雉を家来にして、鬼ヶ島に乗り込む話、が、いつも桃太郎の話を聞いても思う…

見渡すかぎりのバラの夢

バラの波がうねり 妖精が足をバラの中に浸すと バラの花びらのしぶきが上がる バラいっぱいの バラの大海原 黄金色した小舟が 埋め尽くされた バラの中に浮かぶ 小舟の中で 黄金色した日差しを浴びて バラの妖精が伸びをする 黄金色したミツバチが 妖精にさ…

椿ブレイク

深緑の着物 ディープピンク、ライトピンク 鮮やかな黄色に、赤に白 内に何枚も着物を重ね お隣には桜の妖精 楽しくおしゃべりして 真っ白な雪を見せてあげて 冷たい氷を触らせてあげて 散々遊んで ああ、疲れた お休みしましょう 御馳走があるのよ まあ、な…