2021-02-15 詩 Poem 純白の子供たち 詩 poem 純白に丸々として アコヤガイの窓の隙間から 海の中をのぞく 何が見えるのかしら あちらの貝の窓からも こちらをのぞいている 同じように 純白で丸々した君 窓を大きく開けて そろそろと 外の世界へ飛び出そうか みんな準備はできでるかしら みんなどこへ行くのかしら 一番に窓から飛び出した 純白の丸々とした君 君の場所は決まっていると 青のターバンを髪に巻いて 肩越しにこちらに振り向いている キュートな少女の耳元へ 少女の耳元で輝いて ※ 真珠の耳飾りの少女 フェルメール