言葉・もて・遊ぶ blog

言葉は奔放・・・うまく遊べているかしら (旧:Kororonの徒然日記)

詩 ポエム    或る春の日

春うららか

澄んだ川のそばの土手

一面タンポポで埋まる

黄色いベッド

柔らかな日差しを浴びて

ごろり寝転ぶ影二つ

 

気持ちがいいね

春の日差しは優しい

うとうとしてしまう

寝てはダメだよ

君は海へ帰らなくては

 

大丈夫さ

川を下ればすぐに河口

母さんも、父さんもそこで待っている

君こそ山へ帰らなくていいのか

山はすぐそこさ

ひとっ飛びだよ

 

去年は柿もたくさん実った

もうたくさん、というほどに

僕も、母さん父さんへ

沢山プレゼントができた、君のおかげか

何で喧嘩する必要があるのか

 

そうだよな

あくびをしながら答える友

昔の話だ

遠いご先祖様のね

おむすびもう一つ食べるかい

いただくよ、ごちそうさま

 

サルとカニはお腹もいっぱい

ふたたび、うとうと

春の日差しを浴びながら

ピクニックは楽しかろう

 

時代は変わったのさ

と、風のつぶやき