詩 ポエム 過ぎ去りし花の思い出
次第に空を曇らせ
やがて空は見えなくなり
天蓋のごとく
頭上を覆う
それでも
太陽は微笑み
空を曇らせたあなたも
微笑み返す
やがて吹雪となり
あなたは風と共に舞い
風と共に消える
残された木々からは
やがて新緑が顔を出し
爽やかな緑の葉で
あなたを覆う
空を曇らせた
花曇り
吹雪いて
風といたずらした
花吹雪
淡いピンクの天蓋は美しかった
灼熱の暑さに耐え
極寒の冷気に身を震わせた後
再び太陽の優しさを感じる季節に
再びあなたと会えることを願って
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詩 ポエム 梅雨の季節に 4
僕の目は冷酷そうなのか
いじわるそうな眼をしているかしら
睨まれると
怖いかしら
でも、小さな女の子は
喜んでくれたな
嬉しいって
お母さんと一緒でね
三角笠に
丸く 丸く
お母さん
何故、ヘビの目なのかしら
この傘は
雨から 私を守ってくれる
優しく
頼もしい 目なのにね
暗い 暗い 夜のしじまに
思い切り空を羽ばたこうか
ブラックのスーツを着て
ブラックのステッキをもって
雨がしとしと降る日には
僕らは羽を広げ
雨からみんなを守ったものだ
太陽が陽を降り注いでいる日には
羽を閉じて
オシャレなアクセサリーにも変心できた
今では、僕らも様変わり
君の目も
僕の羽も
カラフル過ぎて 目が回るね
オシャレになったな 僕たちも
詩 ポエム 梅雨の季節に 3
子供たちが水浴びをする
プールで
海で
噴水にしぶきをあげて
小鳥たちが水浴びをする
水たまりで
川べりで
湖で
冷たい水で
体も気持ちも爽やかに
私達も水浴びをする
私達は動けないので
向こうからやってくる
ほら
雲がやってきた
太陽を隠して
太陽もお休みの時間
あたりが次第に暗くなる
ポツリ ポツリ と
シャワーは始まる
次第に水圧も上がり
シャワーが体にあたって心地もよい
私達は空を仰ぎ
顔からシャワーを浴びて
体中が水にひたる
冷たい水で
体も気持ちも爽やかに
雲が雨を運んでくると
森の木々は一斉に空を仰ぐ
さあ、私たちの番ですね
私達も水浴びしましょう
雨は森の木々の上に
爽やかに降る
詩 ポエム 梅雨の季節に
ザ 間違えないでおくれ
僕は怒っているんじゃないんだ
僕は喜んでいる
こんなに思い切り
音たてることができるなんて
一年の中で滅多にないことさ
だから、音たてさせてもらうよ
嬉しくて仕方がないんだ
ザー、ザー、ザー
シ 間違えないでちょうだい
悲しんでいるんじゃないのよ
私は喜んでいるの
こんなにしとやかに
降り注ぐことができて
時には、太陽さえ
喜んでくれる
シト、シト、シト
ポ 間違えないでよ
僕はためらっているんじゃない
ゆっくりと
楽しみながら
落ちていこうと思ってね
土砂降りにしようか
それとも、ほどほどにしとこうか
考えるのは楽しいからね
ポツリ、ポツリ、ポツリ
雲の中で雨たちが
どんなショーを見せようかと
めいめい 準備に余念がない
やっぱり、
シトシト、ポツリ、ポツリ、ザーザー
この順番かな
と話はまとまり
シトシト 降る雨だれは
思い切り雲からジャンプする
行ってきます、と手を振りながら
梅雨の季節は
まだまだ続き
雨たちの声は
雷になってこだまする
詩 ポエム リングのうた
僕は堅いけれど
君は柔らかい
君は甘い
最近 僕も君も
チョコレートと一緒だったり
抹茶と一緒だったり
いろいろオシャレに忙しい
それだけ僕らも美味しくなったということさ
リング リング リング
わっかと わっかが つながれば
鎖になる
でも、僕と君は繋がれない
僕たちは きっと兄弟だけれど
チェーンにはならないな
リング リング リング
僕の兄弟姉妹はいっぱいいる
親類 友人もいっぱいだ
君も同じだ
トレイに並んだり
箱に詰められたりしてね
チェーン店は数ほどあるよ
リング リング リング
ベーグルとドーナッツは握手をし
自分たちの美味しさが
みんなを幸せにできるなら
こんなうれしいことないね
と、輪と環を重ねて
“和” を作った